「メギドラオンでございます」からミームを学ぶ
「メギドラオンでございます」
ペルソナシリーズが好きな人には何を指す言葉かすぐにわかると思います。
そのあまりに強力な魔法はオーバーキルなんてレベルではないダメージが飛んでくるという
プレイヤーに絶大なインパクトを与えたものでした。
このメギドラオンと、それを扱うこと(ペルソナ召喚)ができるエリザベスというキャラの
口調が合わさり、「メギドラオンでございます」というミームがプレイヤーの間で生まれて
伝わったとされます。
では今回のブログの主題「ミーム」について
”ミーム(meme)とは、人々の間で心から心へとコピーされる情報のことであり、社会・文化を
形成する様々な情報として分析される[1]。例えば、習慣や技能、物語といった人から人へコピー
される様々な情報である”
ー引用ー
「”ミーム“」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
“2014/10/08時点”
人から人に伝達されることによって複製や進化をとげる概念とする考え方で、
動物行動学者、進化生物学者であるリチャード・ドーキンスが自身の著書にて考案し言葉を
作り出したものです。
のちにインターネット・ミームとして「人間の創造性によって故意に改編されるミーム」として
生物学的ミームとは区別する形となります。
「メギドラオンでございます」は、あまりにも容赦ないためにトラウマを植えつけられたファンの
間で使用された二次ネタひとつであったものが、のちの作品にて株式会社アトラスが公式に採用し
同キャラの使用技として「本日のグランドフィナーレ、メギドラオンでございます」と乗っかった
形となります。
その様はまさにインターネット・ミームの体裁であり、生かされた結果でもあります。
マーケティングにおいて、バイラル・マーケティングの手法の枠内にインターネット・ミームの
存在は一環されており、ミーム・マーケティングとして知られています。
意図せず生まれた「メギドラオンでございます」の二次ネタが、一人歩きのままでおわらせずに
企業が掬い上げることにより、再び爆発的な話題性を生むこともあり、効果的なマーケティング
として、ファンの心を掴みました。
意識的・流行的なイメージを創造する方法として、ミームという存在を理解しておくことは
マーケティングに関わる分野において、プラスになるのではないでしょうか。
株式会社アトラスに関わる画像の著作権、その他一切の知的財産権は、全て株式会社アトラスに帰属します。
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