まとまりのない名古屋のデザイナーたちがデザインに関する情報をつらつらと発信するブログ

先日テレビで放送されていた「マタハラ」の内容に考えさせられた話。

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今回は技術、製品的な話は一旦お休みしまして、

先日テレビで放送されていました「マタハラ」について書こうと思います。

 

まずは、マタハラとは…

“マタニティハラスメント

妊娠・出産に伴う労働制限・就業制限・産前産後休業・育児休業によって業務上支障をきたすという理由で、

精神的・肉体的な嫌がらせを行い、退職を促す行為のことを指す。”

2015/01/19時点 wikioediaより一部引用

 

たまたま、久しぶりに見た行列のできる法律相談所で放送されていた内容が、マタハラに対する会社、社員の対応に対しての訴えが取り上げられました。

 

訴えの内容は以下のとおり、
2か月前に出産し、産休を終えて職場復帰したが、時短勤務で夕方5時に帰、所属部署が雑誌編集部で、

多忙により月数回は同僚に仕事を任せることに。その1ヶ月後、事務処理ばかりのやりがいのない部署への移動が決定。

産休、時短による負担などで同僚が不満を募らせ、部署移動の要望に繋がった。

そのような人事異動、マタハラではないのか。

 

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4人の弁護士の見解は以下のとおり、

 

◆北村弁護士:男性

仕事を継続でき、給料も同額で貰える、会社が総合判断で現在の適正な場所に配置をするのは合理性があると判断。
◆菊地弁護士:男性

今回の件が違法となれば、会社が女性を登用する事自体を避ける可能性が生まれる。
◆本村弁護士:男性

やりがいのない部署と考えるのは個人的な気持ちであり、会社はどの部署でも意味があり、必要なものである。
◆大渕弁護士:女性

3歳未満を育児する女性社員は時短勤務をする権利が法律で制定されている。

将来的な出世の見込みなどを考えると不利益な取り扱い。

 

私は男性視点として、女性の働き方をよく考えてみて、男性陣の判断は間違いではないと感じます。

とても難しい問題ではありますが、マタハラに値するかというと、なにか違う気がします。

 

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“雑誌編集部というとても忙しい部署であり、時短勤務によって残った業務を同僚にお願いしなければいけない。”

 

まず、部署移動が必要になった原因がこの内容だと思います。

残った業務は同僚にお願いしないといけないという部分で、他の同僚たちの負担が大きくなってしまう。

会社は利益をあげなければいけない一方で、社員も守らなければいけない。もし、産休した女性が時短内で全て

終わらせることのできる仕事であれば同僚はなにも不満は生まれることはなかったと思います。

会社の采配ミスという考えも難しいですね、それぞれの仕事にはそれぞれの事情がありますので。

 

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では、会社が行った判断は間違っていたのか?

仕事が継続でき時短勤務も適応、かつ同額で給料を支払う会社は正しい行動であり間違っているとは

考えにくいですね。だとすると、当人への現状理解を深めて部署移動を決定する事が大事かと思います。
テレビでは前後の細かい背景は語られませんが、マタハラだと思われるという事は唐突な宣言による

人事ではなかったのだろうか。

 

これはマタハラという話をベースで起きた話ではありますが、大体の物事はちゃんと話し合って、

お互いが理解しなければどんなこともスムーズには行かないと思います。

今回の大きな原因は、結局はコミュニケーション不足だったのかな。

 

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今は少子化ですし、子供ができたことはとても幸せな事で、祝福すべき事。

できればみんなで祝ってあげたいし、理解してあげたい。だからこそ、当人も自分が権利の中でどれだけ

周りに影響があるのかも理解しなければいけないと思います。

 

企業等で働いている以上、こういったことはいつでも起こりうる事案であり

そういう局面に自分が対面した場合は、理解のある対応ができたらと思います。


しょぼざわさんのプロフィール

今は最先端なもの、技術、考え方、いろんな物事の視野を広げる事が目標。いろいろな媒体を経験しているものの、突出できないのが辛いところです。 デザインという分野を使って、誰かのためになれば幸いに思います。

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