構図や配色の参考になる浮世絵
はじめまして!デザイナーのムロロです。
デザイナーになって1年と少しです。これからよろしくお願いします。
さて、今日は私が大好きな浮世絵についてお話しします!
浮世絵美術館で楽しかったのは、東京都渋谷区にある「太田記念美術館」です。
小さい美術館ですが盛りだくさんって感じです!ずーーっと見てられます。
約14,000点の収蔵作品の中から、毎月違うテーマで展示されているんですが、4月からは「広重ブルー」でしたね。
明日までですが、すごい見たかったです!綺麗な青色だな~。
私が去年行ったときは「江戸の美男子展」で、歌舞伎役者さんが沢山展示されてました。かっこよかったです!
その時、興味深かったのが「江戸時代にもファッション誌があったこと」です!
どうやら吉原の人からモテモテになるためのアイテムだったそうです。当時流行っていたのは「切腹ファッション」笑
黒地の着物に赤い帯で、遠目から見ると切腹してるように見えたのが良し・・・とされていたとか。
切腹ってそんなかっこいいイメージないですけど・・・不思議です。
そんな人が町にいっぱいいたのかな?って考えるとちょっと微笑ましい気持ちになります!
他にも猫が人型になってて擬人化してたり、服の柄が骸骨で超ROCKだったり・・・。
今普通にあるものが、江戸時代からあるなんてびっくりです。
歌川広重の「名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣」という猫が部屋の中から外を見ている絵があります。
この猫の背中からお尻にかけて、立体になるように紙を裏から叩いて丸くしていたんだそうですよ。3Dですね、すごい。
他にも、絵具にラメをまぜて光の当て方によってキラキラ見えるようにしたり、という工夫もされていたそうです。
触ったり、近くで見なければ分からない物ですけど、そういうのって大事だと思います。
私は結構大雑把なので、もっともっと細かいところにこだわってやっていきたいです。
他にも浮世絵は配色や構図も参考になると思います。
歌川国貞さんの「御あつらへ三色弁慶」は背景がチェック柄です。おしゃんてぃ過ぎてどきどきしますね。
※歌川国貞「御あつらへ三色弁慶」
私は浮世絵を見てると絵が描きたくなってきます。
デザインに行き詰ったり、意欲が無くなったりしちゃった時に見たりするといいかもしれません。
浮世絵は奥が深くて面白いです。
西洋の画家たちにも影響を与えた!って言わているのですが、長くなるので今日はこの辺で。
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