アプローチはどこからでも
今日もネタ切れのあいです。
ゴリアテという本を読みましたー。
本といっても、漫画です。イギリスの作家さん。
バンドデシネ的な感じです。イギリスですが。
まずこの漫画、絵がとてもシンプルできれい。
絵というよりイラストですね~。
さっぱりしたラインで雰囲気のあるイラストを書けるのがうらやましいです。
ストーリーはかの有名な、ゴリアテとダビデのお話。
小さくて弱い者も、勇気と神を信じる気持があればゴリアテのような巨人を打ち倒すことができる、そんなお話。
そう、この解釈が普通。
でもこの漫画はこの「弱い+勇気+神 > 巨人」という解釈を、ちょっと違う角度から見てみたらしい。
この漫画のゴリアテくんは、体は大きいけれど優しい、ただの人。周りに担ぎ上げられて、強い巨人という設定にされてしまったらしい。
ダビデは最後の方にちらっと出てくるだけ。
ダビデについては漫画の中では何も語られない。
いきなり出てきてゴリアテくんに石を投げ、首を切り落として持ち去るだけ。
描き方も相まって、とても恐ろしい印象のダビデ。
この本は海外で特に話題になったみたいです。
普遍的にそう信じていたものが、ひょんなことから覆されると人はびっくりしますね。
(聖書のお話にあまり馴染みがない日本ではピンとこないのだろうけれど…。)
そんなことを改めて感じましたー。
人の心に届くデザインを考えたとき、こんなアプローチもありなのかなと思いましたー。
常識をちょっと覆してみる、みたいな感じですね。
ありきたりな感じですが、終わりー!
Tags: バンドデシネ
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