まとまりのない名古屋のデザイナーたちがデザインに関する情報をつらつらと発信するブログ

お手軽かんたん水彩画講座 第1回 桜を描く

やってみた author:

タイトル大

初めまして、こんにちは。
最近ハンコさんちに仲間入りしました、たこくらです。

私はこれまでデザイナーとしての経験はなく、Web制作に興味をもったことがきっかけで
ご縁をいただき、Webデザイナーの仲間入りを果たすことができました。
デザイン・Webの業界未経験からこのような機会を得ることができたということは、大変有
難いことで、日々感謝の気持ちと喜びに満ちております。

これからも感謝の気持ちと初心を忘れず、一人前のWebデザイナーを目指して頑張っていきます!!

 

さて、今回のテーマは「お手軽かんたん水彩画講座」です。

私は以前より絵画・イラストレーション制作に取り組んできました。
制作ジャンルは、静物・風景・人物・空想・抽象などさまざまですが、水彩・アクリル・パステル・
日本画などの技法を用いて手描きで制作したものが中心です。

今の時代と言えば、デジタルで絵を描いたりデザインすることが主流のため、現在手描きでの制
作はすっかり影を潜めてしまいました。

しかし人類の絵画・デザイン・アートはアナログによって生み出された長い歴史に支えられたも
のであることを忘れてはなりません。

常に時代の流れを意識しつつも、古き良きものも大切にしていきたいというのが私の信条です。

そういった思いから、少しでも多くの皆さまにアナログ制作の良さや面白さを共有できれば幸い
です。

それでは早速始めていきましょう!

準備

まずは用意するものを紹介します。
100円ショップにあるものでも制作出来ますが、できれば画材屋さんで揃えられるのがオススメです

分からないことがあっても店員さんに相談できますし、実際に手にとって見るとたくさんの発見
もあります。
もちろんお近くに画材屋さんがないときは通販を利用されるのもよいです。

 

紙(画用紙・水彩紙などある程度厚みのあるもの。スケッチブックみたいものでもok)

鉛筆(HB~2Bくらいで1つあればOK)

001

水彩絵具(今回は桜がテーマなので、ピンクや赤、茶色、黒などあれば十分です。)

002

筆(中太と細いものを最低一本ずつ。大きな紙に描きたい方は刷毛などがあるといいかもしれま
せん)

003

 

筆洗・パレット(100円ショップで売ってるようなもので構いません特に指定はなし)

004
その他 消しゴム、タオルなどご自身で使いやすいと思うものを用意していただいて構いません

下書き

まず下書きです。今回は旬のしだれ桜を描いてみます。幹と枝のみを描きます。あえて花は描きませ
ん。実際の桜を見て描くのがベストですが、写真を参考にしていただいても構いません。

005

ポイントはこの段階で桜のイメージを掴むこと。絵を描くときは常に対象のイメージをはっき
り持つことが重要です。桜の持つ雰囲気、味わいを感じながら描いていきましょう。

着彩

まず幹と枝の色を作ります。茶系~黒を混ぜて、濃いこげ茶色を作ります。

006

中太の筆で幹から色を乗せていきます。ポイントは塗るというよりも描くという意識を持つこと
です。幹の形を見失わないように描いていきます。

007

枝を描きます。できれば面相筆と呼ばれる線を描くのに適した筆を使うと書きやすいです。画材屋さんにあるのでよろしければ探してみてください。枝は幹とのバランスを意識しながらすっと力を抜いて描きます。

008

しっかり絵具を乾かしたあと、桜の花を描きます。
まず花びらのピンクを作ります。ピンクといえば赤に白を混ぜるイメージがありますが、今回は白を使わずに
赤系の絵具を水で薄めて透明感のあるピンクを作ります。

012
中太の筆にさきほど作ったピンクを適度に含ませ、大胆に画面の上から絵具を散らせていきます
。なんだか遊んでいるみたいですが、これも絵画技法の一つです。
ランダムに絵具を散らせて素早く雰囲気を出すことができます。

013   014

コントロールするには慣れも必要ですが、指で筆先を弾いてみたりいろいろ試してみてもいいで
すね。

015

画面全体にピンクがまんべんなくいき渡ったら、しっかり乾かします。

お好みで薄っすらと刷毛でピンク塗って画面をなじませます。(最初に塗った絵具溶け出す恐れがあるため、素早く、薄く塗ってください。)

016 017

画面が乾いていることを確認して、細い筆を使い、濃い目に溶いたピンクで部分的に花びらを描
きます。

18

完成

桜

幹、枝、花びらを部分的に重ね塗りして、画面全体を引き締めて完成です!
今回は桜を印象的に捉え、短時間でさらっと描く方法をご紹介しました。ちょっとした絵はがきにも
応用して季節感や風情を出せるといいですね。

以上、「お手軽かんたん水彩画講座」でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


たこくらのプロフィール

時々絵を描いています。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket