お手軽かんたん水彩画講座 第5回 三原色から色を作る
こんにちは、たこくらです。
前回は透明水彩絵具の特性についてお話をさせていただきましたが、
今回は色の作り方についてお話をしていきたいと思います。
たった3色でもいろんな色を作れるテクニックがあります!
もうご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、これから水彩を始めようと思っている方や、色が苦手の方は必見です!
では早速説明していきますね!
色の三原色とは
今回は水彩絵具を使った色の作り方をご紹介します。
水彩に限らず絵具で色を作る際は基本的に同じなので、一度覚えてしまえば応用がききます。
まず絵具の世界での三原色というものがあります。
マゼンタ・イエロー・シアン
この3色です。ちょっと聞きなれない色がありますが、正式名称といった感じで覚えておきましょう。
今回は皆さんに分かりやすいように、マゼンタを赤、イエローを黄、シアンを青に置き換えてご説明していきます。
この三色は混ぜても作り出せない「原色」と呼ばれる重要な色です。
この3色があれば様々な色を作り出すことができます。
とりあえず皆さんが手に入りやすい色で用意してみましょう。
「赤・黄・青」
もちろん「原色」と呼ばれる色の方がいいのですが、原色に近いものであれば、問題はありません。
さまざまな色の作り方
まずはオレンジ・緑・紫を作ってみましょう。
実際にやってみるとなかなか難しいものです。
思ったような色にならなくてたくさん色を混ぜたり、他の色を足したり、いろいろやっているうちに色が濁ってしまったり。
色は本当に難しいです。
そこで色の混ぜ方でのアドバイスをしていきたいと思います。
色の混ぜ方のコツ
1.黄色は多めに、青は少なめに
黄色は明るい色なので、青のように落ち着いた色を加えると負けてしまいます。
緑を作る時は、黄色を多めに用意しておき、青を少しずつ様子を見ながら足していきましょう。
2.少量で実験してから
絵具をたくさん使うと失敗した際に無駄になってしまいます。
一度混ぜた色は絶対に元に戻せません。
少量の絵具で感覚を掴んでから、実践に活かしていきましょう。
3.失敗を素直に認める
「あれ?なんか変、この色が足りないのかな?えいっ!とにかくこの色でも混ぜちゃえ!!」
…みたいに、ヤケになっても残念ながら大抵は失敗します。
色ってすごくデリケートなのです。
あれ?って思ったらもう既に時遅し。
失敗は素直に認めて新しく色を作りなおしましょう。
4.原色の「~よりの色」に注意する
結構この辺が肝心なのですが、原色として使っている色が原色から外れていると、上手く色ができません。
いくら努力しても不可能な場合は、こういったことが原因です。
例えば紫を作るとき、赤がオレンジより、または青が緑よりの色だとキレイな紫ができません。
混ぜる分量は正しくても、出せない色というのはよくあります。
その場合は原色として使う色を原色に近い物を使うか、最初から自分の求めている絵具を使うしかありません。
最後に
様々な組み合わせでいろんな色ができます。
慣れないとなかなか上手くいきませんが、苦労したらその分だけ上達します。
ここでは全ては紹介しきれませんが、いろいろ混ぜてみると思わぬ発見があって楽しいですよ!
ぜひ皆さんもチャレンジしてみましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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