芸術のゴミ箱「アート・ビン」~失敗作も立派なアートなのです~
前回のrice field氏の記事「特撮博物館」のポスターに移っていた巨神兵に心を躍らせているmiです。
そして案の定この季節の変わり目にやられて風邪をひいたのもあたしです。
昔は丈夫だったんだ、と言い訳をしてみる。
そんな中また新しいアート作品を見つけました。
その作品そのものもアートなのですが、言ってみたらみんなで作るアート作品という感じ。
その名も「芸術のゴミ箱」アート・ビン
高さ7m、幅7.8mもあるこの巨大なゴミ箱は、横浜美術館で開催中のヨコハマトリエンナーレ2014に出展されているマイケル・ランディのアート作品。
アーティストが失敗作やなんらかの事情で壊れてしまった作品などを投げ入れていくという観客参加型だそう。
横から見るとこんな感じ。
ゴミ箱の左側に見える階段から登って作品を投棄していくみたいなのですが、なんだか楽しそうですね…!
載せている写真にはまださほど作品が詰まっていない状態なのですが、実際には芸能人も捨てにくるほどたくさん集まってきているみたいです。
全面ガラス張りなので中に入っている作品たちを見ることもできるし、芸術家側としては、「失敗作」から「大きな作品の一部」にできる素敵な場所なんじゃないかと思います。
この巨大なゴミ箱の中に入れることによって、アート・ビンだけでなく投棄された作品たちもアート作品として表現できるなんてなんか胸にグッとくるものがありますね。
ヨコハマトリエンナーレ2014のホームページにもありましたが、失敗作だと自身が思っていたとしても、だからといってそれが無駄なものというわけではなくて、その作品が次に進もうとしている自分を支える礎となっているということを再確認できる場でもあると思います。
写真に写るアート・ビンの周りに集まるこの人だかりも、どれだけのアーティストが世の中にいるかが伺えますよね。
そして彼らからさらにたくさんアート作品が生み出されていくのかと思うと…
当たり前のことながらも、世界って広いね大きいね、と思ってしまいます。
あたし自身は手元に残る作品はもう残っていないのですが、この場に行って今現在のアート・ビンの仕上がりを眺めてみたいです。
あなたも作品を持ち寄ってアート・ビンに参加してみませんか?
お家の押し入れの隅っこに積み重なっていき、行き場を失っている失敗作品をぜひアート・ビンへ。
そのままカビが生えたりほこりまみれになってしまうくらいなら、別のアート作品の一部として再生させませんか?
作品名:アート・ビン[芸術のゴミ箱]
展覧会:ヨコハマトリエンナーレ2014(http://www.yokohamatriennale.jp/2014/)
主会場:横浜美術館と新港ピア
会期:2014/08/01 – 11/03
開場時間:10:00 – 18:00
その他の出展作品や参加アーティストなどの詳しい情報は、ヨコハマトリエンナーレ2014のサイトをどうぞ!
まだ一カ月ちょっと時間はあります!
ぜひアート・ビンに参加してみてください!
余談ですがヨコハマトリエンナーレのサイトを開いた時に、左上から落ちてくるART BINと書かれたゴミ箱が好きです。
そして最後に書きたかったことがあったような気がするけど忘れたので
今日はこの辺でおしまい!みなさんよい10月を!
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